結婚10年、年間30回でもセックスレス?

世間の「セックスレス」と、我が家の現在地

夫婦関係について語るとき、よく出てくるのが「セックスレス」という言葉です。

では、いったいどのくらいの頻度から「レス」と呼ぶのでしょうか。

年に1回あるかないかという夫婦もいれば、何年も夫婦生活がないというケースもあります。逆に、一定の頻度で夫婦生活が続いていれば「レスではない」と考える人もいるでしょう。

では、結婚10年を超えた我が家はどうなのか。

時期によって多少のばらつきはありますが、年間で数えてみるとおおよそ25~30回ほど

単純計算すれば、2週間に1回程度のペースです。

そのため、少なくとも私は、これまで奥さんとの関係を「セックスレス」だと思ったことはありません。

もちろん、夫婦だからといって、いつでもお互いの気分やタイミングが一致するわけではありません。

仕事が忙しい日もあれば、子どものことで疲れている日もある。私自身だって、管理職として仕事をしている以上、精神的に余裕がないこともあります。

だからこそ、我が家では「回数を維持すること」そのものを目標にはしていません。

お互いに無理をせず、自然なタイミングで夫婦の時間を持つ。

結果として、それが年間25~30回くらいになっている。

我が家にとっては、そんな感覚です。

「前戯7割」という、我が家のマンネリの美学

結婚生活が長くなると、どうしても夫婦の時間には「お決まりのパターン」が生まれてきます。

我が家も例外ではありません。

むしろ、かなりパターン化されています。

時間配分をあえて数字にすると、我が家の場合はこんな感じです。

  • 前半のスキンシップ・愛撫:7割
  • メインの時間:2.5割
  • 終わった後の時間:0.5割

こうして見ると、圧倒的に前半に時間を使っています。

なぜか。

理由は単純で、我が家の場合はそのほうがお互いに満足度が高いからです。

夫婦生活というと、どうしても「本番」の部分に意識が向きがちです。

でも、実際に長く夫婦生活を続けてきて感じるのは、そこだけが大切なわけではないということ。

会話をしたり、触れ合ったり、お互いの反応を確認したり。

そうした時間そのものが、夫婦にとって大切なコミュニケーションになっています。

そして、私自身はどちらかというと短期決戦型。

だからこそ、最初の時間をじっくり楽しむ。

これは10年以上の夫婦生活の中で自然と身についた、我が家なりの「合理化」なのかもしれません。

結婚当初から変わったこと、変わらないこと

結婚したばかりの頃と現在を比べると、当然ながら夫婦を取り巻く環境は大きく変わりました。

仕事もあります。

子どもも3人います。

家事や育児に追われる日もあります。

独身時代のように、好きな時間に好きなことをするわけにはいきません。

それでも、夫婦としての時間が完全になくならなかったのは、やはり「夫婦であること」を意識してきたからだと思っています。

ちなみに、我が家では結婚当初から子どもを望んでいたこともあり、避妊については夫婦で相談しながら考えてきました。

結果として3人の子どもに恵まれ、今に至ります。

ここは家庭によって事情がまったく違う部分なので、「こうすればいい」という話ではありません。

大切なのは、夫婦で話し合い、それぞれのライフプランに合わせて選択することだと思います。

結婚前は手探り。それが10年で変わった

結婚前の奥さんは、今と比べると性的なことについて積極的に話すタイプではありませんでした。

もちろん、私も経験豊富だったわけではありません。

むしろ当時の私は、完全な手探り状態。

だから最初から「こうすればいい」なんて分かるはずもありません。

少しずつ会話をして、相手の反応を見て、嫌なことや苦手なことを知っていく。

逆に、自分がどうしてほしいのかも伝えていく。

そうやって10年以上かけて、我が家なりの夫婦生活が出来上がっていきました。

若い頃には「テクニック」のようなものを気にした時期もありました。

でも、今になって思うのは、結局のところ相手を知ることのほうが大切だったということです。

結婚生活が長くなるほど、相手の体調や気分、疲れ具合も何となく分かるようになります。

それは10年以上一緒に生活してきたからこそ身についた、夫婦だけの感覚なのかもしれません。

「5分で終了」だった男が、少しだけ成長した話

私自身も、若い頃と比べれば多少は変わりました。

以前は、気持ちが先走ってしまい、かなり早く終わってしまうこともありました。

ところが、年齢を重ね、夫婦生活にも慣れてくると、多少なりとも自分をコントロールできるようになってきた。

もちろん毎回うまくいくわけではありません。

体調によっても違います。

その日の精神状態によっても違います。

それでも以前より余裕を持てるようになったのは、ある意味で「経験値」が増えたからなのでしょう。

管理職になってから仕事では「自己管理」「リスク管理」なんて言葉をよく使いますが、まさか夫婦生活でも同じようなことを考えるようになるとは思いませんでした。

人生、何が仕事に役立つか分かりません。

セックスレスを防ぐのは「回数」だけではない

ここまで書いておいて言うのもなんですが、年間25~30回という数字自体に、特別な意味があるとは思っていません。

10回ならダメなのか。

50回なら夫婦円満なのか。

もちろん、そんな単純な話ではありません。

夫婦によって生活環境も違えば、年齢も違う。子どもの人数も違うし、仕事の忙しさも違います。

大切なのは、数字ではなく夫婦がお互いに「この関係でいい」と思えているかどうかなのではないでしょうか。

我が家の場合は、たまたま年間25~30回程度のペースが続いている。

そして、夫婦生活そのものだけでなく、普段の会話やスキンシップも含めて、夫婦としての距離感を保てている。

だから私は、今のところ「セックスレス」という言葉を我が家に当てはめたことがありません。

マンネリは、悪いことなのか

結婚10年以上。

正直に言えば、毎回ドラマチックな展開があるわけではありません。

むしろ、かなり同じパターンです。

でも、それを私は悪いことだとは思っていません。

仕事でもそうですが、毎回新しい方法を試すことが必ずしも正解ではありません。

結果が安定しているなら、あえて変えないという選択もあります。

我が家の夫婦生活も、ある意味では同じ。

「マンネリ」ではなく「完成されたルーティン」

そう考えると、10年以上続いているこのパターンも、なかなか悪くないものです。

結婚10年を超えて、今思うこと

結婚したばかりの頃は、10年後の自分たちがどうなっているのかなんて想像もしていませんでした。

今では3人の子どもがいて、仕事では管理職。

家に帰れば父親としてやることがあり、夜になれば自分の時間も欲しくなる。

そんな毎日の中でも、夫婦としての時間が残っていることは、考えてみれば結構ありがたいことなのかもしれません。

セックスレスかどうか。

年間何回あるのか。

どんな方法なのか。

もちろん、そうした数字や内容も一つの目安にはなります。

でも、10年以上夫婦として暮らしてきた今の私が一番大切だと思うのは、もっとシンプルなことです。

「相手をちゃんと見ているか」

たぶん、それだけです。

仕事でも家庭でも、相手の状態を見ずに自分の都合だけを押し通せば、どこかで歪みが出ます。

夫婦生活も同じ。

お互いのタイミングを尊重しながら、無理のない範囲で夫婦の時間を持つ。

それを10年以上繰り返してきた結果が、我が家の場合は年間25~30回だった。

私はそんなふうに考えています。

「年間30回」という数字よりも、結婚10年を超えても夫婦として向き合えていること。

それこそが、この記事で一番伝えたかったことなのかもしれません。